伝説の編集者 坂本一亀とその時代 (河出文庫)無料ダウンロードkindle

伝説の編集者 坂本一亀とその時代 (河出文庫)

, 田邊園子

伝説の編集者 坂本一亀とその時代 (河出文庫) は 田邊園子 によって作成されました 各コピー913で販売されました. Le livre publié par 河出書房新社 (2018/4/23). Il contient 224ページ pages et classé dans le genre genre. Ce livre a une bonne réponse du lecteur, il a la cote 3.5 des lecteurs 2. Inscrivez-vous maintenant pour accéder à des milliers de livres disponibles pour téléchargement gratuit. L'inscription était gratuite.
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伝説の編集者 坂本一亀とその時代 (河出文庫)無料ダウンロードkindle - 内容紹介終戦後、気鋭の戦後派作家を次々と世に送り出し、〈戦後〉という時代を作った編集者坂本一亀の類まれなる軌跡に迫る、評伝の決定版。内容(「BOOK」データベースより)文芸誌「文藝」の復刊と新人発掘のための「文藝賞」創設に尽力し、気鋭の戦後派作家たちを次々と世に送り出した編集者・坂本一亀。青春時代に体験した戦争を激しく憎悪し、妥協なき精神で作家と文学に対峙した坂本が、戦後の日本に問うたものとは何だったのか?新しい文学の胎動に寄り添い、“戦後”という時代を作った編集者の類まれなる軌跡に迫る、評伝の決定版。著者について1937年東京都生まれ。61年から78年まで河出書房新社に勤務し、寺田透『藝術の理路』、野見山暁治『四百字のデッサン』などを担当。著書に『女の夢 男の夢』がある。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)田邊/園子 1937年、東京都生まれ。日本女子大学文学部国文学科卒。61年から78年まで河出書房新社に勤務。退社後は自由な立場で編集・文筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)伝説の編集者 坂本一亀とその時代 (河出文庫)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
2019年7月24日の朝日新聞の夕刊にこの本が紹介されていた。坂本一亀は今や世界的に有名な坂本龍一の父親である。その龍一氏が父のことを書いてほしいと頼んだのが著者の田邊園子だ。著者は河出書房時代に坂本一亀の下で仕事をした。龍一氏は父親が生きているうちに出版したかったらしいが、頑として受け入れられず死後2003年に出版される。だが本自体は坂本一亀が原稿チェックを行っている。自身のことを書かれたものを読むというのはどういう心境だったのだろうか。坂本一亀は学徒出陣している。龍一は父親の軍隊の話を聞くのが好きだったと言う。日本軍隊の戦陣訓は坂本一亀の人生態度にぴったり一致しているという。復員後に入社した河出書房では、「けしてグズグズすることなく、迅速な行動、迷わぬ判断力」を持って仕事をこなした。「スル!」「読ム!」「行ク!」「出ス!」といった終止形の命令用語で部下に指図を出し、夜は何時まででも残って命令に従わなければいけなかったらしい。今なら完全なパワハラだ。あの眠そうな目の穏やかな坂本龍一からは全く想像できない人物像だ。河出書房での坂本一亀は「他の編集者が注目しないような目立たない執筆者に注目し激励した。彼はたえず無名の人の中に可能性を探ろうとする努力を続けていた編集者であった。」という。その坂本に見出されたのが野間宏である。彼の代表作『真空地帯』は河出書房が生活面で支えることで世に出た。三島由紀夫の『仮面の告白』は坂本一亀が27歳、三島由紀夫24歳の時のものだ。後に坂本が語ったのは「僕にとって戦後は余命だった。多くの同世代の仲間が死んで、その余命は彼らのためにもがんばらなければならないと思った。」戦争で生き残った坂本のような人ががむしゃらに働いたことで無名の多くの新人作家が発掘されたことは確かだ。また、彼らの生活面を支えることで執筆に専念させたことはよほどの確信がなければ出来ないことだ。新人の才能を見抜く力が坂本一亀にはあった。作品に対する「直感」を「想像」に向かって膨らませていく編集者であったという。そして他の編集者が飛びつくような作家には背を向ける編集者であったという。アメリカの有名な出版社であるスクリブナー社にマクスウェル・パーキンズという編集者がいた。彼はヘミングウェイやフィッツジェラルドを世に出し、作家から絶大な信頼をおかれていた。堅物で家の中でも帽子を取らない変わり者だが、作品を見極める確かな眼をもち、書けない作家には身銭を切って生活面の面倒を見て書くように励ましていた。坂本一亀の話を読みながら二人の編集者の相似点に改めて気づかされる。作品を世に出すためには作家と編集者の魂のぶつかり合いのような共同作業がある。それは決して表に出ることはない。「多数の読者に乱読され、読み捨てられる本よりも、一人の読者でもその人生に大きな影響を与えるような書物が出せたらどんなに嬉しいことか」坂本一亀の編集者としての考え方だ。素晴らしい作品の陰にはそれを支えた素晴らしい編集者がいたのだ。坂本一亀が世に送り出した作品で作家名と作品名を見ても知らない物もいくつかあった。それでも今でも名作として読まれている作品は戦争当時その中に身を置き壮絶な体験を小説に書き記したものや、戦後の変わりゆく日本の中で書かれた力強いもので、これからも読み継がれてゆくはずである。伝説の編集者と言われる素晴らしい仕事があってこそだ。
によって 田邊園子
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